以下は、「数学のあゆみ」20号 補遺版(1980.09.30)として掲載された 「ルービック・キューブ 解法のアルゴリズムについて」という解説記事のコピーである。 詳細の事情は、書かれていないが、当時、電通の社員であった 親友の佐藤雅彦氏に、この解法についての基本的なアイデアを教わった。 従って、本来は”佐藤流の解法の成瀬による改良版”とでもするべきであった。 詳細の操作を教わったわけではなく、アイデアの説明を 実演で数回見せて頂いただけであったので、最終的には、私の頭の なかで再構成して数学的な背景を元に解説を行ったという経緯となる。 (佐藤氏の方法では、手持ちの操作でうまくいかないときは、一旦それまでに 作った配置をランダムに崩して再度やり直すことを繰り返せばいつかは 元に戻せるだろうという経験的な方法で、厳密にはアルゴリズム化されて いなかった。この点も含め理論的に整備したことになる。) 説明不足であった点を、深くお詫び致したい。 2018.08.10 成瀬 弘「数学のあゆみ」20号 「ルービック・キューブ 解法のアルゴリズムについて」
佐藤 雅彦 氏 wiki page